自分で食べることへの支え方

ナースの豆知識

今日もお読みいただきありがとうございます
ナースの豆知識をお届けしたいと思います
この記事ではそんな方法もあるんだという視点で
読んでいただけるとうれしいです

ではさっそく・・・
食事を食べるということは
命をつないでいくという意味でも
必要なことです

そんな観点から
自分で持って食べれるということは
人にとってはとても大切です

人に食べさせてもらうと・・・
・間の取り方
・一口分の量
・次は何を口に入れるか
・お茶は飲むのか
等、配慮しなくてはいけないことが多く
満足というのはなかなか難しい・・・
食事介助をしているとよくわかります
自分で食べるときはそんなこと考えずに食べられます

子供の離乳食を始めた時に
スプーンで食べさせようとした時より
自分で手掴みで好きに食べさせた方が
おいしそうによく食べる姿をみたことのある方も
おられるとおもいます

大人になったって
一緒です

フォークやナイフで
うまく切り分けられずに
まどろっこしいことするより
手で持ってかぶりついた方が
おいしかったりしませんか?
(私が上手じゃないだけかもしれませんが・・・)

作法があるから
尚更おいしいと感じられる
という声はここではおかせていただいて・・・

手掴みというと少し乱暴な感じがしますが
手で持って、自分で食べれる
ということがその方の「食べる」ということ
牽いては「生きる」ことへの自信につながります
気持ちの持ちようが変わります

そういう意味で考えると
日本にはとてもいいものがあって
それは・・・

おにぎり

これは誰が見ても
手で食べるもの!!!
その上噛むこともできる

まだいいことに
・ご飯の硬さを変えられる!!!
・味も変えられる!!!
・炊き込みご飯でもできる!!!
・大きさが変えられるので食事量に合わせることが出来る

結構いいことずくめ( ´∀` )
ただ握るという作業がいるだけ

麻痺や障害でお箸やスプーンが持てなくても
おにぎりなら自分のペースで食べられます

高齢で歯が随分となくなっている状態でも
少し柔らかいご飯にすることにより
噛むことが出来るし
味があるので食べやすい

おかゆというのは
いいこともあるのですが
いつもおかゆにしてしまうと
噛むという行為を減らしてしまう

咀嚼というのは
・脳への刺激
・唾液の分泌
・唾液と絡める
・お口のトレーニング 等

大切な行為なので
これを減らしてしまうと弊害もある

おにぎりの方が
自分で食べれたという
満足感にもつながります

自分で持って食べられるという意味では
パンなどもありますが
栄養面や水分量ということや
その方の状態や好みに合わせて
トライしてみてください

また別の機会でお話しさせていただきますが
食事を食べるということは
飲み込みの状態も大切になってくるので
気を付けなくてはいけないところになってきます

ということでお米のあるところにいられることに
感謝しながら
自分で食べることのすばらしさを感じて頂けると
うれしいです( ´∀` )

最後までお付き合いいただきありがとうございましたm(__)m

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